河合建築は東京都板橋区にある工務店です。

工務店とは地域に根差した新築・リフォーム・メンテナンスの専門業者です。

ハウスメーカーは各会社の標準仕様の中で家のプランを決め施工することで、

均一なクオリティやブランドイメージによる安心感の提供が武器であると思います。

我々工務店はお客様や設計事務所のご要望により、

それぞれのプランに合わせた最善の建て方を考えます。

毎回違うご要望・プランに対応するためには、

それに対応できる現場の力(=技術力・ノウハウ)が求められるのです。

河合建築の武器、標準仕様ではなくそれぞれのプランに対応できる現場の力です。

その力の源である河合建築の考え方をご説明します。

 

大工を社員にしているのは、大工の地位の改善と生活の向上のためです。

それが建築のクオリティにも繋がると考えます。

雇い(現場ごとの契約)の大工だと、

他所ではよい給料の現場があればそちらへ行ってしまうことがありますが、

社員であれば途切れる事無くノウハウを蓄積していくことが出来ます。

また、法人化することで健康保険や厚生年金へ加入して退職後も保証されます。

大工には余計な心配をせず安心して、良い仕事をすることに集中してほしいのです。

現在の建築ではすべてプレカットや機械頼みでノミもカンナもない現場も多いようですが、

河合建築は皆がやりたがらない難しい仕事に取り組んでまいりました。

手刻みが出来ないと木造の増築もできませんし、

木の素材を見せるところは全て手で削ります。

機械でかけるカンナとは、10年後の木肌の滑らかさが全く違うのです。

木と対話しながらカンナをかけていく、これを身につけるために10年かけて大工を育てていきます。

10本の柱が必要な時は、

効率や経費を優先し一般的には10本丁度を仕入れ、

駄目なものがあれば後から買い足します。

しかし、河合建築では

傷物が混ざっている場合でも品質や色合いを合わせるため、

お客様には10本分の料金しか頂かなくとも

実際には12本買うという先代の方法を今も踏襲しています。

なぜなら見えないところでもよい柱を使えるようにしておくためです。

良い家は、①最適な設計②技術力のある職人(大工)③良い材料で出来て居ます。

時代は省エネルギー・ゼロエネルギー住宅が標準にりました。

弊社は、パッシブソーラー(OMソーラー・環境創機そよ風システム)や太陽光発電、免震構造住宅を取り入れる等、最新の技術も精力的に取得しています。

 しかし、家造りは大工の棟梁から次の大工へ施工技術(匠の技)の伝承が基本にります。今でも新入社員(大工見習い)には、まずは玄翁の柄入れから、鑿(ノミ10本組)と鉋(カンナ中シコ/上シコ)の刃物研ぎを集中的に指導します。

 昔から大工の世界では、穴掘り(鑿)3年・鋸5年・墨掛け8年・研ぎ一生と言われています。

初心を忘れず「一生精進」を社是として、これからもお客様の家造りをサポートして行きます。

 

平成304月吉日

株式会社 河合建築

代表取締役社長 河合 孝

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